彼氏とは自然消滅。その後、彼氏と言うよりお兄ちゃんのような存在になり…(ももか・45才・神奈川県)

高校生活が始まろうとした春、中学の同級生(男子)が会って欲しい人がいると言って3つ上の男の先輩を連れて来ました。その当時、流行っていたセーラーズの洋服を着たお洒落なとても優しい感じの人でした。それから何度か会い、私達はお付き合いする事になりました。

夏のある日、お洒落だった彼がパンチパーマ姿で家の前に立っていました。彼は地元で有名な暴力団の組員でした。私は普通の女子高生だったので、全く知りませんでした。彼が組員だと分かった後も深く考えることもなく、そのまま彼と付き合っていました。

彼は私を彼女と言うよりも妹のようにとても大切にしてくれました。夜の繁華街で会えば、危ないからと車で帰されたり、タバコは吸うな、ピアスは開けるな、独りでタクシーには乗るな、夜9時迄には家に帰りなさい…などと親よりも厳しかったです。

しばらくすると、彼と連絡がつかなくなり、自然消滅な感じで終わりました。そして2年位したある日、彼から突然連絡がありました。どうやら彼は塀の中にいたようです。彼はそれ以来、彼氏と言うよりお兄ちゃんのような存在になり、私達はなんだかとても不思議な関係になりました。

そんな彼とも、私が結婚する頃にはもうどこにいるのかも分からなくなっていました。私は結婚してすぐに家計のためにクラブで働き出しました。そんなある日、お客さんのテーブルで挨拶をすると目の前に彼がいました。まさかの再会です。

彼は無言で私の腕をつかみ、私をお店の外に連れ出しました。そして「なんでこんな所で働いているんだ??結婚して幸せに暮らしてるんじゃないのかっ??」っと、とても心配しました。私は彼に事情を話し、彼を落ち着かせてお店に戻ると「女の子がヤ◯ザに連れて行かれた!」っと大騒ぎになっていました。そんな彼と会わなくなってから20年が経ちます。最後に会った時は薬のせいでスナック菓子で歯が折れると言っていたので、もう生きていないかもしません。私の青春は普通と少し違いますが、それらは凄い経験となり私の財産となりました。

(ももか・45才・神奈川県)

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