友人が私の家にやってきて突然掃除を始めた。写真や思い出のモノをすべて捨てました。(あすか・21才・埼玉県)

私は19歳の時にバーで働いていました。彼はそのバーのお客さんで、私は一目ぼれでした。そこから少しして、彼のことが好きだという気持ちを伝え、付き合うことになりました。お店で見る彼はとても男らしく、大人の余裕が見える人でした。しかし、2人でいるときは大人の余裕がありながらも甘えてくる可愛い性格でした。道を歩くときは必ず歩道側を歩いてくれて、エスカレーターでは必ず自分が下に乗ってくれるとても紳士的な人でした。

そして、彼と付き合ってから1年くらいしたころ、別れることになりました。別れた原因は、彼に奥さんがいたからです。彼は知り合ったとき、結婚していないといっていたのですが、本当は私と知り合ったときはすでに結婚していました。私と一緒にいるときに、彼は違う女の人の名前で私を呼びました。そこで問い詰めてみたところ、結婚していることが分かったのです。そして、その日に別れることになりました。平日も週末も会う時間に不審な点もなかったので気づかなかった私も私ですが、かなりショックでした。

こんな恋愛でしたが私は半年ほどずっと引きずっていて立ち直ることができませんでした。気づかなかった自分の鈍さも悔しかったです。私は別れてから彼との思い出の写真やモノが捨てられずにいました。それを見ると思い出してしまうのはわかっているのに、捨てられませんでした。しかし、なかなか前に進めない私を見て、友人が私の家にやってきて突然掃除を始めたのです。そして写真や思い出のモノをすべて捨てました。とてもさみしかったけど、そのおかげで部屋からは彼の面影はなくなりました。そこから私を定期的に遊びに誘い、彼と出かけた場所にもあえて私を連れて行き、思い出を上書きしてくれました。私はバーでの仕事を続けていたのですが、新しい環境に移ろうということで、新しい仕事も一緒に探してくれました。

このように友人の助けのおかげで、まったく新しい環境に移ることで私は失恋を乗り越えることが出来ました。そして新しい職場で新しい出会いがあり、また次の恋愛に前進することが出来ました。おせっかい!と思うこともありましたが、やはり最後に助けてくれるのは友人であることを実感しました。今では笑ってあの頃の話ができるようになりました。

(あすか・21才・埼玉県)

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